脳疾患コースのご案内
PET検査では、脳の中の血液量や酸素消費量を調べることによって、脳の異常を早期発見することができます。
脳は血流によって運ばれたブドウ糖や酸素を大量に消費します。脳の血流やエネルギー代謝は、活動が衰えた部分では低くなります。
その代謝をみることによって、脳機能の異常部分を判定することができます。PET検査は、脳血管疾患、アルツハイマー型痴呆、てんかん、パーキンソンニズム疾患、脳腫瘍の悪性度診断、脳血管障害の治療の評価、また脳腫瘍の再発と放射線壊死などの鑑別などに効果を発揮します。
脳腫瘍
明瞭なFDGの取り込みが認められました。
アルツハイマー型痴呆
側頭葉の両側にFDGの取り込みの低下が認められた(赤矢印)。