耳鼻咽喉科・頭頸部外科
特色
耳・鼻・のど(咽頭・喉頭)の病気だけではなく、めまい、顔面神経麻痺、吃音や構音障害、嚥下障害、頭頚部腫瘍(甲状腺・耳下腺・顎下腺など)など様々な病気の診療を行っております。
難聴
難聴は周囲の方とのコミュニケーションが難しくなるだけではなく、認知機能低下とも関わると言われています。加齢による難聴を改善することは難しいですが、適切な補聴により生活の困難さを軽減することは可能です。当科では補聴器相談医のもと認定補聴器技能者と言語聴覚士により補聴器の試聴をしていただいております。また、装用開始後にも定期的な聴覚管理を実施しております。→【補聴器外来】
幼小児の難聴 担当:覚道
幼少児期は感染症にかかりやすく、中耳炎による難聴をきたすこともまれではありません。また出生時には正常聴力でも次第に聴力低下をきたすお子さんもおられます。難聴は言語が発達する幼少児期にはとりわけ大きな問題となります。当科では幼少児の聴力検査機器を備え言語聴覚士による検査を実施しております。→【幼児難聴外来】
吃音(きつおん・どもり) 担当:覚道
吃音は幼児期の20人に1人の割合で発症しますが、小学校入学時には6割から8割のお子さんが自然回復すると言われています。一方、不適切な対応では憎悪する恐れもあります。当科では年齢に応じ言語聴覚士による環境調整、指導等実施しております。
構音障害 担当:覚道
構音の発達には個人差があります。しかし中には聴覚障害が構音に影響を与えていることもあります。お子さんの発音で気になる点があれば受診ください。聴力を確認の上、言語聴覚士が評価し年齢に応じた指導をしております。→【言語療法】
聞き取り困難症(LiD)/聴覚情報処理障害(APD) 担当:覚道
聴力検査では正常と言われているにもかかわらず、ことばが聞きとれないために日常の生活や学校、職場で困難を抱えている方がおられます。当科では諸検査を施行後、ご本人の希望に沿った支援を行っております。
→受付後11時までに耳鼻咽喉科外来へお越しください。別日に実施する検査もあります。
頭頸部腫瘍(甲状腺腫瘍を含む) 担当:岡田
耳鼻咽喉科領域に発生する腫瘍を頭頸部腫瘍と呼び、口腔、咽頭、喉頭、鼻副鼻腔、顎下腺、耳下腺、甲状腺、頸部などが該当します。これらの患者さんに対し、超音波、CT、MRI、組織診、細胞診などを行って診断し、最適な治療を行います。癌に対する再建手術など、当院では対応困難な治療方法もありますので、その際は治療可能な施設をご紹介します。
担当医が記載されている症状については、必ず担当医の外来を受診してください
専門外来・言語療法
【めまい外来】めまい専門医である藤田医師による診療(木曜午前診)
受付後11時までに耳鼻科外来へお越しください。
【補聴器外来】受診後に予約
担当医が補聴器装用の適応と判断した場合、後日補聴器を試聴していただきます。
【幼児難聴外来】紹介状あり:電話予約可 紹介状なし:受診後に予約
健診後の精査や行政機関、他院からの紹介状をお持ちの方は、ご連絡ください。
月~金 13時~16時 担当:ST田中/PT中村
紹介状等お持ちでない場合は覚道診察日に受診してください。検査は後日となります。
【言語療法】受診後に予約
覚道診察日に受診をしてください。
言語療法の適応と判断した場合に予約をしていただきます。
【難聴の遺伝学的検査】 担当:覚道 受診後に予約
遺伝学的検査を実施することにより、難聴の原因や治療法の選択、予後の予測など様々な情報が得られます。遺伝カウンセリングの後、遺伝子検査を実施しています。
スタッフ紹介
氏名 | 役職 | 資格 |
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覚道 真理子 | 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医・指導医 日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会補聴器相談医 補聴器適合判定医 日本嚥下医学会認定嚥下相談医 |
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岡田 拓朗 | 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医・指導医 日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医・指導医 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本嚥下医学会認定嚥下相談医 頭頸部アルミノックス治療医・指導医 |