創傷外科センター
2024年3月に創傷外科センターを開設しました。創傷、いわゆる「キズ」と褥瘡・熱傷・下肢虚血・糖尿病性足病変などさまざまな治療を行なっております。創傷外科センターは局所治療だけでなく背景にある全身の疾患も含めた治療を行なっている体制をとっております。
創傷外科とは

主に皮膚や軟部組織・骨の損傷や外傷を扱う領域をいう。当院では形成外科・整形外科 ・循環器・IVR科・心臓血管外科・麻酔科の垣根を越え連携し、専門性の高い看護スタッフや各サポートチームと多職種連携を 行い積極的な治療を行なっています。
創傷外科センターの強み(多職種のボーダーレスな連携)
地域医療に根差し、創傷に困られている患者さんを全人的に治療にあたります。
常に研鑽に努め、現在行うことのできる最良の治療を提供できるよう心がけます。

スタッフ
| 医師 | 2名 | (形成外科専門医 1名/整形外科専門医・救急科専門医 1名) |
|---|---|---|
| 看護師 | 4名 | (皮膚・排泄ケア特定認定看護師・特定行為看護師・フットケア認定師) |
治療装置
当院で主に使用している治療装置の紹介です。
- 1.水圧式デブリードマン
- 高圧水流を用いて、健常組織を温存しながら正確な壊死・感染組織や細菌・汚染物質の切除と排出を同時動作を可能にします。
- 2.局所陰圧閉鎖療法(NPWT)
- 3.マイクログラフト作成装置(TMSC株式会社 HBW社 イタリア)
- 自己の微小な真皮および表皮を採取し創部に組織懸濁液として注入することで創傷治癒の促進と改善が期待できる治療です。
創傷治療のプラン

治療対象
当院では外傷および糖尿病性足病変・下肢虚血や熱傷・褥瘡・下肢潰瘍など出来るだけ多くの疾患に対処します。専門科や各サポートチームとの他職種連携を行い患者様の状態に合わせた医療を提供し、必要に応じて外科的改善を図ってまいります。
- 下肢虚血について
- 虚血肢は足潰瘍から壊疽となり、足切断になることが少なくありません。当院では脳血管内治療科・IVR科および循環器内科と協力のもと血管形成術を行います。また適応症例では心臓血管外科と協力し血管バイパス手術を行います。
- 糖尿病性足病変について
- 糖尿病性足病変は、末梢神経障害・末梢動脈疾患(PAD: Peripheral Arterial Disease)感染の病態から起こります。下肢切断のリスクが高まり生活の質や生命予後にもかかわります。
- 外傷について
- 当院では交通外傷などをはじめとしできるだけ早期より外傷に早期に介入します。局所陰圧閉鎖療法をはじめとし早期治癒を目指します。
- 褥瘡について
- 褥瘡は適切な壊死組織除去をできるだけ早期に行い、栄養管理など全身状態の改善とともに早期からのリハビリテーションの介入を行います。
治療実績 2024.3-12月
| DPCコード | DPC病名 | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
|---|---|---|---|---|---|
| (全国) | |||||
| 080250xx91xxx | 褥瘡 | 5 | 30.2 | 26.4 | 88.8 |
| 070395xx971xxx | 壊死性筋膜炎 | 6 | 38 | 35.3 | 86 |
| 100100xx97x1xx | 皮膚潰瘍 | 4 | 29.75 | 69 | |
| 180010x0xx2xx | 敗血症 | 2 | 31 | 33.27 | 77.5 |
| 050170xx03011x | 閉塞性動脈硬化症 | 3 | 105 | 35.6 | 84.5 |
| 071030xx97xxxx | 骨髄炎 | 4 | 33.1 | 33.6 | 78 |
| 160610xx97xxxx | 横紋筋融解症 | 1 | 39 | 13.02 | 78 |
退院支援など


